大学の時、サークルの夏の合宿で金沢へ行ったことがあります。
観光ガイドなどではよく雪の兼六園の写真が出ておりますが、夏の金沢も冬とは異なる風情があり、十分楽しむことができました。
兼六園と隣接して金沢城址があり、金沢大学はお城の中に有りました。歴史的な空間と、アカデミズムの環境が融合しており、何とも羨ましく思いました。現在では、金沢大学は規模拡大にともない移転しているようです。
金沢ではお土産に飴を買いました。街を歩いていたら、時間は既に夕刻になっていました。飴をいくつか頬張りながら、犀川にかかっている犀川大橋から、夕日が見えました。その時、ふと室生犀星の詩を思い出しました。

ふるさとは遠きありて思ふもの
そして悲しくうたふもの


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