銭のない奴は俺んとこに来い
俺もないけど心配すんな
見ろよ、青い空 白い雲
そのうち何とかなるだろう

クレージーキャッツの「だまって俺についてこい」は、高度経済成長期の真っ盛りである1964年に発表された。アジアで最初に開催されたオリンピックが東京でおこなわれた年であり、日本の国力がますます大きくなりつつある、そんな時代であった。
”意地悪ばあさん”の青島幸男と植木等のコンビである、何も起こらないはずがない。時代はすごい勢いで駆け抜けていき、国民は徐々に豊かになっていった。
クレージーキャッツは、バンドマンから、コメディアン、映画俳優、歌手と時代の先頭に立ち、国民に笑いと娯楽を提供していた。
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