「相手は普通の人でいい」 9月7日東洋経済オンライン
37歳婚活女性「相手は普通の人でいい」の難題 | 仲人はミタ-婚活現場から
このような記事が出ていました。
37歳の女性が”婚活疲れ”で今後の人生について迷い、苦しんでいる姿が描かれています。
「33歳頃から風景が変わった」と書かれています。

一方、9月9日に西日本新聞夕刊に
「50代新米パパ急増」の記事が出ております。
 晩婚化が進み、50代、60代の新米パパが増えており、”多様な子育てを容認する社会”と、かなり明るい記事として取り上げられています。
59歳とパパと9歳の長男の写真がほほえましく、幸せな家族の一面を表わしています。

対照的な、男女が描かれていますが、ここでは何が起こっているのでしょうか?
女性は普通の人で良いといい、普通と考えている条件を提示します。
例としては
「身長170cm以上」 平均身長172cmとして、45%をカット
「大卒以上」    男性大学進学率56%により、44%をカット
「年収600万円以上」 23~35歳でこの条件クリアが3.5%で、 96.5%カット
「尊敬できる人」  一般的に高学歴な偏差値の高い大学卒、難関国家資格や超一流企業を指すようです
このような「普通の人」をすべてクリアする人は、殆どケースで若いうちに結婚しており、「普通」を追及すると、いつまで経っても、運命の人には巡り合えないことになると考えられます。

一方、50~60代で新米パパになった人は、上記の女性のように細かい条件を設定してるでしょうか?
恐らく、「優しい人」「一緒にいて楽しい人」「あるがままの自分でいれる」など、高いハードルを設定している人は少ないと考えられます。

「結婚したら、子供ができて、家族が増えて・・・」
殆どの人は子供時代に、漠然として結婚のイメージと、その後の家族形成の夢を見ている人が多いと思います。
結婚後の生活を老夫婦やお茶飲み友達のような、二人だけの世界を考えている方であれば、いざ知らず、大抵のケースでは子供誕生後の家族像を思い描いているのだと思います。

「普通の人でいい」と婚活疲れしながら、結婚を夢見ている女性は、かつては「よく、男性の食事に誘われた」と書かれているように、結構持てていたようですし、お綺麗な女性であることが想像できます。それでありながらも、現在は「普通の人」と条件を下げたにもかかわらず、マッチングが成立しません。
女性が焦るのは理由があります、日々「出産できるリミット」が迫っている、それが故に焦っています。初産で危険といわれる丸高(35歳)を既に過ぎ、さらにマッチングを厳しくしていると思います。

50~60代で新米パパになったと人達に、相手を選ぶ際に沢山の条件は有りません。それでも子供が欲しいと考えたならば、どうしても33~34以下の女性を希望すると思われます。昨今、美魔女と言われる40代になっても、20代としてか思えない美貌を維持している女性がおります。
恐らく、子供を望む男性は、見た目の若さよりも実年齢を気にすると思いますので、やはり30歳後半となるとマッチングが厳しくなると思います。

50~60代で新米パパになった人たちは
「経験を積み 次官と心に余裕が持てた」と50代以降にパパになった現実を前向きに肯定的にとらえております。
当然、これから20年後に子供の大学進学の資金や年金、健康、いつまで働けるのかなど、数多くの不安はあると思います。それでも、記事で書かれたパパたちは、みんな幸せそうで嬉しそうです。

私自身が30歳代頃に、独身女性で同世代の知人に、
「何歳くらいの人と結婚したい?」と質問したことがあります。
殆ど人が「上は5歳まで、年下でもよい」と答えていたと記憶しております。
この女性たちはその後10数年経った今でも、独身です。

どうしても結婚して子供を欲しいのであれば、条件を一気に上げて「年齢は問わない」「50~60歳代でもOK」などとすれば、37歳でも申し込みが殺到するかもしれません。

婚活で苦戦している女性が「33歳頃から風景が変わった」と書かれているように、
女性が結婚を意識するのであれば、できるだけ20代で勝負をかけるのが良いと思われます。
そのほうが、結婚できる可能性上がりますし、まだまだ条件の多い男性も残っていると思います。
20代に働きすぎて、チャンスをつかみ損ねた女性が多いように思われます。自分自身の人生を考えた場合に、「今は仕事を全力でする時なのか?」「結婚相手と巡り合う時なのか?」これらのことを十分考えて行動をしてほしいと思います。

それともう一つ加えると、男性は生物としての生殖能力が70歳以降も存在します。だから、”男性はいつまで経っても、結婚できる”かというと、そうではないようです。
今回の新聞の記事として取り上げられた男性は、大学の先生であったり、会社の経営者であったりと、「経済的な勝ち組の男性」であるということです。
男性は「経済力=お金」によって、その後人生を有利に展開できることがありそうです。

いろいろな人生の形があるので、結婚だけが人生の目的ではないと思います。
仮に、数年後に運命の人が現れなかった場合も、それはそれで、人生を楽しんで生きて欲しいと思っております。




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