正月が過ぎ、投資信託を購入して半年が経過し、評価額は約1.5倍になっていた。
証券会社の担当者に投信を売りたいと伝えると
「まだ売ってもらったら困る」と言われた
「投信を売った金で、個別銘柄を買いたい」
と伝えるが、結局売ることが許してもらえなかった。

1999年11月にソフトバンクの株を57000円で購入した100株単位なので、570万円で購入した。
その後大きく下げることなく、2000年2月15日には、220,000円となり、ソフトバンクだけで1600万円以上の評価益が出るようになっていた。
これまで1度も大きな下げがなかったソフトバンク株が、2月23日に16,000円台を記録して1週間で500万円以上下がることが発生した。

果たして、今後どうなるのか極めて不安である。


証券会社や様々な投資評論家のレポートを読み、現状がバブルなのか、そうでないかを自分なりに研究をした。
証券会社系のレポートはどこも強気である。
「単なる調整に過ぎない」この意見を、強く信じて、待つことにすると、翌週には19,000円まで株価が回復した、やっぱり調整だったんだと思い、次の週を待った。
そして、そこから暴落が始まった。3月半ばには株は100,000円を割り込んでいた。
その頃になって、証券会社の担当者より、「持ち株を処分すべきではないか・・・」そのような忠告を受けた。

それまでイケイケどんどんで「買え買え」の連続であった担当者の変化に違和感を感じた。

その頃も、何度も何度も、評論家やトレーダー、証券会社ホームページで、今後の株価予想を読みまくった。
以前に比べ、さらなる暴落を指摘する意見も増えたが、まだまだ強気コメントは存在した。

「やっぱりこれはバブルだったのか?」
あえて、バブルであることを信じずに、株価の復活を願うしかなかった。

そんな時に証券の担当者より電話が有った
「大逆転できるかもしれない株を見つけました。半値八掛け二割引の株「光通信」です。
一時期24万円まで上げた株ですが、現在は78,800円です。イソさんならば信用取引を使うことで買えます。
今すぐ買いましょう」

一時期1億近い評価額の有った資産も、あっという間に6千万円割り込んでいた。
このままでは2億円どころでなく、5千万円を維持することすらできなくなる。

証券会社の担当者の言葉を信じて、最後の大逆転「光通信」で勝負だ!

ぎりぎりの瀬戸際で、提案いただいた光通信株、時は2000年3月30日、
光通信による大逆転を信じて、800万円を投じた。

きっと桜は咲く・・・4月の満開を願って!



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