インターネットで[奨学金 結婚]のキーワード入れて検索してみました。

「奨学金返済までは結婚できません」
「息子が結婚したいと連れてきた娘さんに奨学金の返済が残っている」
「早く奨学金を返済して結婚の準備始めたいです」
「奨学金と結婚は関係ありません」
etc

様々な意見が、散見されますが、
驚いたのは、息子の母親などが
「借金(奨学金)のある娘とは結婚させません」
「奨学金を借りた状態で結婚させるなんて、相手の両親の常識を疑います」
など、親たちが息子の結婚相手や、その両親を非難していることです。


確かに借金は無いほうが良いですが、やむを得ず「借金を背負うことになったのです」。
お金の「有る」「無し」は一つの判断基準であると思いますが、
奨学金返済が残っている娘さんの、”人間性”ではなく、”お金”のありなしで判断すると、大切な出会いが失われてしまう可能性があります。
結婚とは、相手のすべてを受け止めて、受け入れることではないでしょうか?
これから始まる二人の長い人生は、楽しいことも苦しいことも、悲しいこともあると思います。
全てをひっくるめて、受け入れることができるかどうか、二人で難局を乗り越えられるかどうかで判断してあげてほしいと思います。

私自身は幸いにも、奨学金も借りておらず、借金もありませんでした。
しかし、決して裕福な家庭に育ったわけではありません。

以前にも同じような内容を書いたことがありますが、
「結婚時期」と「奨学金返済時期」がもろに被っております。
上記の例のように、「学生時代のお金の問題」で人生を棒に振ってしまうこともあり得ます。
また、奨学金返済真っ盛りの、20代後半は、女性にとって極めて重要な時期です。

結婚が20代後半になるか、30代半ばになるかによって、産める子供数も変わってきます。
20代の女性と30代の女性では、結婚相手として選ばれる確率もかなり大きく変わってくると思います。

奨学金を借りたのであれば、返済するのは義務ですのでしかたありません。
それでも、奨学金を借りる額を減らすことで、返済期間はかなり短くすることができます。

私自身は奨学金反対の人間です。以下にもいくつかのヒントを書きました。
失敗や困難は、成功のためにあるのです。 「”艱難汝を玉にす” 到知3月号より

奨学金を借りないことは、学業とアルバイトが中心であり、学生同士の付き合いがかなり制約されることになると思います。
しかし、この時期に、我慢をして節制した生活を過ごすことは、その後の人生において大きな自信となり、自分自身の財産になると思います。
「奨学金を借りない選択」も考えてみてください。

結婚時期が遅くなったり、婚姻率が下がることは、日本の未来にとっても望ましくない結果を残すことになると思います。
厳しい生活の中に、生活のヒントや生きるヒントが見つかるものです。

結婚の際に「お金」で判断を迷わず、相手の人間性をしっかり確かめて前に進むためにも、「奨学金」がブレーキにならないように気を付けてください。



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