【記事の要約】
2015年6月に、バブル後最高値をつけた日経平均株価(2万0868円)、この時は1ドルが123円。
今回の相場は、”金融政策によるサプライズや円安の追い風を受けていない”が2万円前後。
上場企業は、2015年6月に比べ、為替が12円以上高くても、最高益を更新し、売上高純利益率は4%を超えている。
為替に揺さぶられず、独自の事業モデルで稼ぐ「強くなったニッポン株式会社」に対して、海外投資家は5月第一週までに5週間で、9100円買い越している。
・ミスミグループ本社(9962)
・エムスリー(2413)
<新旧2強に明暗>

トヨタは北米市場の需要がピークアウトしつつある。一方、ソフトバンクは”数十年先”を見越した投資で、サウジアラビアと組み米携帯通信再編に取り組んでいる。
”販売数量の増加が企業経営者の自信につながる”、”世界景気が回復し、出荷予想ができれば・・・正の循環に入っていく”
・東京エレクトロン(8035)
・アイカ工業(4206)
<3指標で明らか>
①売上高営業利益率が10%以上 「収益力」 ”独自技術を武器に国内外で販売増”
・島精機製作所(6222)
・扶桑化学工業(4368)
・パイオラックス(5988)
・コーセー(4922)
・信越化学工業(4063)
②投資効率が高い 「創出力」 ”時代のニーズを見定め効率よく利益を生む”
・日本M&Aセンター(2127) ◎
・シスメックス(6869)
・科研製薬(4521)
・日本ライフライン(7575)
③株主に報いる還元率が高い 「還元力」 ”配当で株主孝行再投資を誘う”
・エーザイ(4523)
・ベネフィット・ワン(2412)
・ユー・エス・エス(4732)
・スタートトゥデイ(3092) ◎

まだまだ日本企業は元気です。
ほぼ、上記のような内容が記述されております。

①②③で上位20をランキングで表示しておりますが、製薬メーカーが目立ちますね。
独自技術をもって時代を読むことが、市場で勝ち抜くためには求められる能力です。同時に、大より多く配当を株主に還元することで、応援するファンが増えます。

将棋棋士であり、雑誌などによく登場する桐谷さんは、”勝負師”だけあり、かつてはボラティリティの大きな株を中心に株式投資をしていたそうです。大きな成果を残すことがありましたが、何度も破産の危機に陥り、市場退場寸前までになったことがあるそうです。
それでも勝負師の血が騒ぎ、ハイリスクハイリターンの銘柄中心に投資をするスタイルを貫いたそうです。

しかし、その後、高配当・優待銘柄、これらを中心に投資をすることで、安定して現在の地位を築いたとのことです。銀行の利子が殆どつかない時代です。成績を安定させるためには有効な手段であると思います。

それでも、本来の投資は、「時代を読み、他社を差別化する技術を持ち会社を応援する」これが、王道ではないかと個人的には考えております。

以前、勝間和代さんが、
「個人は、プロに勝てないので、個別銘柄を止めて、投信を買うべき」
このような発言をしておりましたが、私は反対です。
今回の、日経ヴェリタスの記事などで、銘柄を絞り込み、後はどのタイミングで入るかを考えて行動することで、そんなに悪い成績にはならないと思います。
証券会社や銀行の担当者の推薦する投信を買って、成績が振るわなかったら
「あの担当者に騙された」と嘆いいているほうが、よっぽどカッコ悪いです。
それに、投信は売買手数料や運用費用など、十分に調べたうえで、購入を検討ください。

日経平均株価は2万円を足踏みしていますが、
今日(5/17)の日経の記事によると、ここ数日年金機構のお金が動いていないようです。
恐らく参戦のタイミングを見計らっているのだと思います。

少子高齢化、労働力不足など、日本の課題は山積みですが、
個別企業を選択を間違えなければ、日本株投資で、まだまだ十分な成績を残せると思います。

もう1点気になるのは、北朝鮮問題と地政学的リスクですが、これも焦ってもどうしようもないので、
嵐が過ぎ去るのを待つことにしたいと思います。



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