安部公房の作品は、海外30か国以上で翻訳されており、国内よりもむしろ海外での評価の高い作家と言えそうです。その作風は、不条理で、シュールリアリズムに満ち溢れており、SF的な作品も残っております。特定のジャンルに入らない幅広い作風こそが、安部公房の魅力と言えます。最も、ノーベル文学賞に近い作家と言われいましたが、急に亡くなりその機会を逸しました。
私自身も学生時代よく読みました。今でも何か面白い作品知らない?と聞かれたら、安部公房の作品を紹介することが多いです。
昔、中国北方に老人(塞翁)が住んでいました。ある時老人の馬が、異民族の住む北方の胡へ逃げました。人々が気の毒がり、老人を慰めました。すると老人は
「このことが幸福にならないとは限らない」と言いました。
やがて、逃げ出した馬は胡の駿馬を沢山連れて帰ってきました。
そこで人々はお祝いに行くと、老人は
「このことが幸福になるとは限らない」と言いました。
しばらくすると、今度は老人の息子が、落馬して足の骨を折りました。
人々がそれを見舞うと、老人は
1901年に発表された「みだれ髪」で、女性が自我や性愛をストレートに表現し、多くの熱狂的支持を集めていた故に、「明星」に発表された、この歌の社会に与えた影響はかなり大きかったようです。
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戦国武将の山中鹿之助「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ
また『文選』でも「窮達は命なり。吉凶は人に由る」言葉が出ております。
この意味は、「困窮したり、栄達に恵まれたりするのは運命でありどうしようもない。しかし、困窮や栄達を吉するか凶にするかはその人次第」となります。
人生においては、必ずしても成功ばかりがあるわけではありません。時には、どんなに汗を流し努力をしても、芳しい結果が残せない時もあるでしょう。仮にそうであっても、そのことを吉とするか、凶とするかはその人、その事象をどうとらえるかによると思います。
戦後を既に20年過ぎ、戦争の傷跡が少しずつ癒され、貧しい日本が過去の遠い記憶のように忘れかけていたころではなかっただろうか?
そのような時代に美輪明宏の「ヨイトマケの唄」は発表された。発表当時は大変注目されたが、その後「ヨイトマケ」が差別用語に当たるとして、民放各局での放送禁止曲として指定された。日本は、その後経済成長を続け、過去の遺物として完全に忘れていたのがこの歌であった。
2012年12月31日の紅白歌合戦で「ヨイトマケの唄」は復活して、多くの人に共感を呼んだ。
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文壇の世界も大正時代となると、人間の暗部を赤裸々に語る自然主義に代わる新しいムーブメントとして白樺派が社会に広く受け入れました。その作風は、理想主義・人道主義・個人主義など、生きることをプラスとして開放的とらえ、さわやかな風として受け入れられました。宮崎県に作られた、”新しい村”なども彼らの理想郷(ユートピア)の具体的な例として有名です。その中でも異彩を放ったのが武者小路実篤だと思います。
「勉学優先でアルバイトをする時間が取れないので仕方ない」と納得しているのだと思いますが、
奨学金はほとんどのケースが借金であり、必ず返済が待っています。
大学卒業時に500万円以上の借金がある人がかなり多いようです。
ここまで大きな額になる前に手を打つことはできなかったのでしょうか?
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イソヒヨドリ